アウトレットについて
1.アウトレットについて
アウトレットという言葉の本来の意味は、水や煙などの排出口ですが、流通業界では「工場から直接出てきたもの」という意味で使われています。日本では、中古品、展示品、規格外商品などを意味する言葉としても使われていました。
もともとはアメリカの流通業界において、ブランド・メーカーの衣料品やアクセサリーなどの流行遅れの商品やキズものなどを処分するための、アウトレットストアと呼ばれる在庫処分店舗が工場や倉庫の中に存在していました。これが発展し、複数メーカーの直販店舗を一堂に集めものをアウトレットモールと呼ぶようになったのです。
アウトレットの店舗には、ファクトリーアウトレットと呼ばれる、メーカーなどが自社の商品を直接販売するものと、リーテルアウトレットと呼ばれる、小売店がメーカーから仕入れた在庫品を販売するものの二種類があります。
通常、ファクトリー・アウトレットでは販売するブランド名を掲げ、メーカー直販であることを明示しています。
さて、ニトリのアウトレットの場合はどうでしょうか。ニトリのホームページを見ると、「ニトリアウトレット品とは、キズのある商品・取り扱い中止品・修理品を指します」と明記されています。ニトリは家具やインテリアのメーカーですので、分類上はファクトリーアウトレットです。